『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』4巻は、小説版が2023年6月1日、コミック版が2024年3月13日に発売されました。
「4巻の発売日はいつ?」「小説と漫画で日付が違うの?」「どんなストーリーが描かれる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、本作の4巻には原作小説版とコミック版があり、それぞれ発売日と収録される物語が異なります。
この記事では、両方の発売日を整理したうえで、4巻のストーリーや見どころ、作品を読む順番について分かりやすく紹介します。
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』4巻の発売日はいつ?
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』4巻の発売日は、原作小説版とコミック版で異なります。
確認できる発売・配信情報は、次のとおりです。
種類 4巻の発売日・配信開始日 出版社・レーベル
原作小説版 2023年6月1日 アース・スター エンターテイメント/アース・スター ルナ
コミック版 2024年3月13日 アース・スター エンターテイメント/アース・スターコミックス
原作小説4巻の正式なタイトルは、『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す(4) 今代の聖女は姉ではなく、妹の私だったみたいです』です。
価格は、参考情報では紙書籍が税込1,320円と案内されています。JANコードは9784803017984です。
一方、コミック版4巻の正式名称は、『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~4』です。
コミックシーモアでは2024年3月13日に配信が始まり、出版年月は2024年3月、ISBNは9784803019162と記載されています。
このように、検索結果で「4巻」という文字だけを見ると、小説版なのかコミック版なのかを判別しにくい点に注意が必要です。
発売日を調べる際は、商品名に「今代の聖女は姉ではなく、妹の私だったみたいです」とあれば原作小説、「公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る」とあればコミック版と考えると分かりやすいでしょう。
なお、電子書籍の価格や割引、在庫状況、キャンペーン内容は書店によって変わります。購入前に利用する書店の商品ページで最新情報を確認してください。
原作小説4巻では何が起きる?聖女試験のストーリーを紹介
原作小説4巻の中心となるのは、カロリーナが自らの神聖力を公に示すために参加する「聖女試験」です。
これまでカロリーナは、優秀な姉のフローラと比べられ、「魔力なし」「才能のない落ちこぼれ」と扱われてきました。
しかし、隣国の第二皇子エドワードとの政略結婚をきっかけに、彼女を取り巻く環境は大きく変わります。
周囲から正当に評価され、温かな人々に支えられるなかで、カロリーナには一般的な魔力とは異なる、非常に強大な神聖力が宿っていることが明らかになっていきました。
4巻で開かれる聖女試験は、そんなカロリーナの力を正式に世の中へ示す重要な場です。
各国から代表者が集まるなか、カロリーナは会場で姉のフローラを見つけます。
長いあいだ比較され、心に深い傷を負わされてきた相手との再会ですから、彼女が一瞬動揺してしまうのも無理はありません。
それでも、エドワードやギルバートの支えを受けたカロリーナは、自分の持つ力を発揮していきます。
ここで注目したいのは、単に強い能力を披露するだけの試験ではないことです。
カロリーナにとって聖女試験は、周囲から押し付けられた評価ではなく、自分自身の価値を自分の足で証明する場でもあります。
長いあいだ「姉より劣る妹」として生きてきた彼女が、人々の前に立って力を示す姿には、能力バトル以上の重みがあります。

一方のフローラは、禁断とされる「マナの秘術」を使って試験に臨んでいました。
これまで聖女候補として高く評価されてきたフローラにとって、妹のカロリーナが真の聖女として注目を集める状況は、簡単に受け入れられるものではなかったのでしょう。
しかし、危険な力に頼ったことでフローラの身に異変が起こります。
その異変に気づいたカロリーナは、過去に自分を傷つけてきた姉を見捨てず、全力で救おうとします。
原作小説4巻の商品説明では、カロリーナが「神様、どうかお姉様を助けてください」と願う展開が示されています。
この言葉からも分かるとおり、カロリーナの本当の強さは神聖力の大きさだけではありません。
自分を苦しめた相手であっても、命の危機に直面すれば助けようとする優しさこそ、彼女が聖女と呼ばれる理由なのだと感じます。
ただし、窮地を救われたフローラの復讐心が、すぐに完全に消えるわけではありません。
姉妹の間に積み重なった確執は深く、奇跡が一度起きただけですべてが解決するほど単純ではないからです。
4巻では、その複雑な姉妹関係と向き合いながら、物語が大団円へと進んでいきます。
コミック版4巻のストーリーは?カロリーナの正体が明らかに
コミック版4巻では、エドワードとのハネムーン中に訪れた教会で、カロリーナがあらためて魔力検査を受けます。
ところが、検査結果は再び「魔力なし」でした。
これまで何度も才能がないと判断されてきたカロリーナにとっては、過去の苦しみを思い出させる結果です。
しかし、教皇はそこで、彼女に驚くべき事実を伝えます。
カロリーナが持っているのは、一般的な魔力ではなく、強大な「神聖力」だというのです。
つまり、これまでの検査で力が見つからなかったのは、カロリーナに何の能力もなかったからではありません。
従来の物差しでは測れないほど特別な力だったため、正しく認識されていなかったのです。
この事実は、カロリーナの過去を大きく塗り替えます。
彼女は「力がない落ちこぼれ」だったのではなく、周囲が彼女の本当の力を理解できていなかっただけでした。
さらに教皇は、セレスティアの繁栄と、カロリーナがかつて暮らしていた土地で起きている災害が、彼女の神聖力と関係していることを明らかにします。
カロリーナ本人が自覚しないまま放っていた力が、土地や国の状態にまで影響を与えていたのです。
作品タイトルにある「無意識に力を垂れ流す」という言葉が、ここで単なる印象的な表現ではなく、物語の根幹に関わる重要な意味を持ち始めます。

個人的にコミック版4巻の大きな見どころは、カロリーナの力が判明すること以上に、これまで彼女を低く評価してきた社会の基準そのものが覆ることだと考えています。
カロリーナは、能力を隠して周囲を欺いていたわけではありません。
本人も自分に力があることを知らず、周囲から「何もできない」と言われ続けた結果、自分自身を信じられなくなっていました。
そんな彼女に対し、新しい家族やエドワードは、能力が判明する前から一人の人間として向き合っています。
ここが本作の温かいところです。
強大な神聖力があるから愛されたのではなく、先にカロリーナの誠実さや優しさを認めてくれる人がいたからこそ、彼女は少しずつ前を向けるようになりました。
4巻で判明する神聖力は、カロリーナの価値を新しく作るものではありません。
もともと彼女の中にあった価値が、ようやく目に見える形で周囲に伝わったものだと受け取れます。
そのため、能力が判明する「逆転劇」の爽快感と、カロリーナが自分を認めていく成長物語の両方を楽しめる巻になっています。
小説4巻とコミック4巻は同じ内容なの?
原作小説4巻とコミック版4巻は、巻数が同じでも収録される物語の段階が異なります。
小説4巻では、カロリーナの神聖力が公になった後の「聖女試験」と、フローラとの姉妹関係が大きな軸になります。
一方、コミック版4巻は、教会でカロリーナの神聖力が明らかになり、その力が国の繁栄や災害に影響していたと判明する段階です。
そのため、「原作小説の4巻を読んだから、コミック版4巻もほぼ同じ内容だろう」と考えると、予想していた展開と違う可能性があります。
コミカライズでは、原作小説のストーリーを複数巻に分けて丁寧に描くのが一般的です。
本作でも、登場人物の表情や王宮の雰囲気、カロリーナとエドワードの距離感などが絵で表現されるため、同じ物語でも小説とは異なる味わいがあります。
コミック版は、えとうヨナさんが漫画を担当し、原作はあーもんどさん、キャラクター原案はあんべよしろうさんです。
出版社はアース・スター エンターテイメントで、「コミック アース・スター」「アース・スターコミックス」の作品として刊行されています。
原作小説は、あーもんどさんによる物語と、あんべよしろうさんのイラストで展開される「アース・スター ルナ」の作品です。
物語を文章で深く味わいたい方には小説版、登場人物の感情や華やかな世界観を視覚的に楽しみたい方にはコミック版が向いています。
もちろん、どちらか一方だけでも物語を楽しめます。
ただ、両方を読むと、文章で描かれるカロリーナの心情と、漫画で伝わる細かな表情の変化を比べられるため、本作の魅力をより立体的に感じられるでしょう。
『無自覚聖女』4巻の見どころは?姉妹と自己肯定の物語
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』4巻の魅力は、主人公が強大な力を持っていたと判明する、いわゆる「実はすごい能力者だった」という展開だけではありません。
物語の中心にあるのは、長く否定され続けたカロリーナが、周囲との関係を通して自分自身を認めていく過程です。
カロリーナは、才色兼備で聖女候補とされる姉フローラと比較されながら育ちました。
家族や周囲から認められず、「自分は役に立たない」と思い込んでしまった彼女は、隣国との関係を整えるための政略結婚も、「国の役に立てるなら」と受け入れます。
結婚相手の第二皇子エドワードは、「野蛮」「残酷無比」と噂されていた人物でした。
ところが実際のエドワードは、噂とは異なり、カロリーナを尊重して接する紳士的な人物です。
新しい家族からも正当に評価されることで、カロリーナは少しずつ「自分も大切にされてよいのかもしれない」と考えられるようになります。
この流れがあるからこそ、4巻で力の正体が明らかになる場面が強く響きます。
単に周囲を見返すだけなら、一時的な爽快感で終わってしまいます。
しかし本作では、カロリーナ自身の心が、周囲の評価の変化に追いついていないことも丁寧に描かれています。
どれほど大きな力があると分かっても、長年植え付けられた劣等感は簡単には消えません。
だからこそ、エドワードやギルバートたちの支えが重要になります。
「あなたには価値がある」と一度伝えるだけではなく、日々の態度を通して繰り返し示すことが、カロリーナの心を少しずつ変えていくのです。

また、姉のフローラを単純な悪役として処理していないところも注目したいポイントです。
フローラの行動はカロリーナを傷つけ、禁断のマナの秘術に手を出したことも肯定できません。
それでも、彼女がなぜ妹を敵視するようになったのか、聖女候補という立場にどれほど執着しているのかを考えると、姉もまた周囲の期待に縛られていた人物だと見えてきます。
カロリーナは「できない妹」と決めつけられ、フローラは「優秀な姉でいなければならない」と求められてきました。
立場は正反対ですが、二人とも家や社会から与えられた役割に苦しめられていたとも考えられます。
この姉妹を分けたのは、能力の差だけではありません。
カロリーナには、エドワードをはじめ、彼女自身を見てくれる人々との出会いがありました。
一方のフローラは、自分の価値を聖女としての評価に頼り続け、そこから外れることを恐れてしまいます。
私はこの対比こそ、本作が多くの読者に支持される理由の一つだと感じます。
誰かと比較されて自信を失った経験や、期待された役割を手放せなくなった経験は、ファンタジー世界に暮らしていなくても身近なものだからです。
4巻を読む前に知っておきたい登場人物と作品情報
4巻からでも大まかな状況を理解することはできますが、カロリーナの心の変化を味わうなら、1巻から順番に読むのがおすすめです。
特に押さえておきたい主な登場人物は、次のとおりです。
- カロリーナ:サンチェス公爵家の妹。魔力がない落ちこぼれとされてきたが、実際には強大な神聖力を持つ主人公
- エドワード:カロリーナの結婚相手となる隣国の第二皇子。恐ろしい人物と噂されていたが、実際には誠実で紳士的
- フローラ:カロリーナの姉。才色兼備の聖女候補として評価されてきたが、妹への強い対抗心を抱く
- ギルバート:カロリーナを支え、聖女試験でも彼女の力になる人物
- 教皇:カロリーナの力が通常の魔力ではなく、強大な神聖力であることを伝える重要人物
作品全体は、虐げられてきた令嬢が新しい土地で正当に評価され、愛情と居場所を得ていく王宮ファンタジーです。
ただし、単純なシンデレラストーリーだけではありません。
カロリーナの無意識の力が国の繁栄や災害にまで関わるため、物語が進むにつれて個人の恋愛から国家規模の問題へと広がっていきます。
コミック版4巻の販売ページでは、ジャンルとして女性マンガ、ファンタジー、異世界・転生などに分類されています。
作品タグには、皇子、令嬢、公爵家、教皇、心が温まる、テンポがいい、絵が綺麗といった言葉も挙げられています。
また、コミック版は電子書籍サービスで配信されており、Kindle、ピッコマ、コミックシーモア、ebookjapan、LINEマンガ、BOOK☆WALKER、DMMブックス、BookLive、Renta!、楽天Koboなど、複数の書店で取り扱い情報があります。
利用できる特典や割引は書店ごとに異なり、期間限定の場合もあります。
特典イラストの有無や価格を重視する方は、購入時点の商品説明を確認して選びましょう。
『無自覚聖女』4巻を読んで感じたことと今後の見通し
筆者としては、4巻はカロリーナの「強さ」が二つの形で見える重要な巻だと考えています。
一つ目は、国や土地にまで影響を与える神聖力という、目に見える強さです。
二つ目は、自分を傷つけた姉が危機に陥ったとき、それでも救おうとする心の強さです。
能力だけを比べれば、カロリーナは圧倒的な存在です。
しかし、本人は長年にわたって否定されてきたため、自分の力にも、自分が愛されることにも自信を持てません。
そのため、4巻で真実を知ったからといって、急に堂々とした聖女へ変わるわけではないでしょう。
むしろ、本作のおもしろさは、客観的にはすごい力を持つカロリーナと、自分には価値がないと思い込む彼女自身の認識との間に、大きな差があることです。
この差が少しずつ縮まっていく過程に、読者は応援したくなる気持ちを抱きます。
コミック版4巻で神聖力の正体が明らかになった後は、その力が政治や国家間の関係にどのような影響を及ぼすのかも重要になっていくと考えられます。
一人の令嬢の能力が国の繁栄を左右するなら、彼女を守ろうとする人だけでなく、利用しようとする勢力が現れても不思議ではありません。
また、カロリーナが隣国へ嫁いだ後、元いた土地で災害が起きているという事実は、彼女を冷遇してきた人々に大きな結果を突きつけます。
ただし、ここで描かれるのは単純な復讐ではありません。
カロリーナ本人は、かつて自分を傷つけた家族や姉の不幸を積極的に望む人物ではないからです。
彼女の優しさが、周囲に利用される弱点になるのか、それとも対立を乗り越える力になるのかが、今後の物語を見るうえで重要でしょう。

原作小説4巻では、姉妹の確執を乗り越えた先に「愛」があると紹介されています。
この点からも、本作が目指しているのは、悪役を完全に打ち負かして終わる物語ではなく、傷ついた関係をどのように整理し、それぞれが前へ進むかを描く物語だと受け取れます。
もちろん、フローラの行動によってカロリーナが受けた傷が消えるわけではありません。
許すことと、過去をなかったことにすることは別です。
だからこそ、姉妹の関係がどのような形で着地するのかは、恋愛面の進展と並ぶ4巻の大きな見どころになります。
さらに、カロリーナとエドワードの関係にも注目です。
エドワードは、カロリーナの能力が公になる前から彼女を尊重していました。
力を持つ聖女としてではなく、一人の女性として大切にしてきたからこそ、二人の関係には安心感があります。
カロリーナが自分の価値を受け入れられるようになるには、周囲から守られるだけでなく、自分の意思で選び、行動する経験も必要になるでしょう。
聖女試験や姉の救出は、その大きな一歩です。
今後はエドワードに支えられるだけでなく、カロリーナ自身が彼を支え、国の未来を選ぶ場面が増えていくのではないかと考えられます。
まとめ
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』4巻は、原作小説版が2023年6月1日、コミック版が2024年3月13日に発売・配信されています。
原作小説4巻では、カロリーナの神聖力を公にするための聖女試験が開かれ、禁断のマナの秘術を使った姉フローラとの確執が大きく動きます。
コミック版4巻では、ハネムーン中に訪れた教会で、カロリーナが一般的な魔力ではなく強大な神聖力を持っていることが判明します。
さらに、セレスティアの繁栄や別の土地で起きる災害まで、彼女が無意識に放つ力と関係していたことが明らかになります。
4巻は、落ちこぼれと呼ばれてきたカロリーナの評価が覆るだけでなく、彼女自身が過去の傷と向き合い、自分の価値を受け入れ始める転換点です。
姉妹の複雑な関係、エドワードとの穏やかな愛情、神聖力をめぐって広がる物語を楽しみたい方にとって、見逃せない一冊といえるでしょう。
よくある質問
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』小説4巻の発売日は?
原作小説4巻は、2023年6月1日に発売されました。
正式な商品名は、『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す(4) 今代の聖女は姉ではなく、妹の私だったみたいです』です。
コミック版4巻の発売日はいつ?
コミック版4巻は、電子書店で2024年3月13日に配信が開始されました。
出版年月は2024年3月で、ISBNは9784803019162です。
小説4巻とコミック4巻は同じストーリー?
同じ巻数でも、物語の進行段階は異なります。
小説4巻では聖女試験とフローラとの確執が中心となり、コミック4巻ではカロリーナの神聖力の正体が明らかになる展開が中心です。


